京都カワセミクラブblog

京都で野鳥や街の写真を撮っています。

高圧電線のカワセミ

 前日、ほぼ水面と同じ高さの岸辺からエサ取りをしていたが、この日は巨大な鉄塔に張り巡らされた高圧電線からカワセミは餌取りをしていた。
(電線にカワセミがいるのが分かりますか?)
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 岸辺からの餌取りが上手くいかなかったせいなのか、えらく高い処から狙っている。思わず驚嘆の声を上げたが、カワセミの大きさに合うとは思えない状況だ。見る角度によってはカワセミが太い電線のせいで良く見えない。
 とっそこへ、カワセミの処へハトが飛んで行った。
『俺の縄張りだ』と言わんばかり向かっていき、カワセミは驚いたのか数メートル移動した。ハトにイラっとさせられたが、逃げずにまだ留まっているあたりは流石カワセミだ。
 しばらくするとカワセミは電線を飛び出してホバリングを始めた。
おおっと喜びたいところだったが、如何せん遠い。正直、良く見えない。
『エエい、ままよ』とシャッターを切った。ほとんどピンボケになったが、何枚かはピントがきた。でも写りが小さい。虫眼鏡で見ないと見えないほどだ。でもないよりましなのでトリミングで調整しよう。それでもダメなら文章で何とかしよう。
 しばらく高圧電線からのダイビングを繰り返していたが、結局、カワセミはいつもの橋脚に降りてきて魚を狙い始めていた。橋脚の周りでは餌が獲りにくい理由でもあるのかもしれない。
 少し様子を見て、魚が獲りに困るようなら、止まり木を立ててやろうか。ネイチャーフォトグラファーとしては倫理にもとるが、高圧線は体に悪そうだし、子育てに影響するならやむを得ない。もっとも私が立てた止まり木にカワセミが留まったことはないが・・・




高圧線に留まるカワセミ。
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ハトが来て、カワセミを追い出そうとするが、脇へ退いただけだった。
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ホバリングするカワセミ。でも遠い。
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 近くの橋脚に留まるカワセミ。元々、この辺りが漁場だったが以前よりは留まる回数が減った気がする。
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 橋脚の中から飛ばれると、全然見えなくて困りますけどね。
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(哲 5/11 撮影)

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